コラム

2021.10.27

くちびるの乾燥

最近、気温や湿度が下がってきましたね。

くちびる(口唇)の乾燥、亀裂のお悩みの方が増えてきました。

唇の乾燥が気になって舐める。一時的に唾液で濡れるが、その後に乾いて余計ガサガサ・・・・そのガサガサが気になってまた舐める。またガサガサ・・・

なめる、こする、皮をむくことで、悪化していきます。

口唇炎・口角炎

口の周りの湿疹・皮膚炎で、口唇に発生したものを口唇炎、口角に発生したものを口角炎といいます。

口唇がかさかさする、かゆい、ぴりぴりする、皮がめくれるなどは特に冬場によくみられるトラブルです。

口唇の特徴

口唇は皮膚と構造が少し異なっています。

もともと、角層が薄く、皮脂膜がないため、水分保持力が低く、表面から水分が失われやすいという特徴があります。

原因         

1.外的環境

気温、湿度、紫外線などの影響が表れやすい部分です。皮脂による油膜がないため、乾燥しやすくなります。 

2.化学的刺激

口紅、リップクリーム、歯磨き剤、果物、歯科材料や矯正装置、外用剤などが原因となります。唇の周りにも刺激が及ぶと、かゆみを伴うことが多いですが、唇だけだと、かゆみを伴わない場合もあります。赤みの変化にも気が付きにくいですね。 

3.物理的刺激

舐める行為は、口唇をふやかします。また、舌は意外にざらざらしていますので、思っている以上の物理的刺激が加わっていることになります。

4.体調不良

感冒、胃腸疾患、食事が不規則などにより、ビタミンB2、B6などが消耗したり摂取不足になると起こりやすく、治りにくくなります。

対策・治療

乾燥が原因による軽い症状への対策

乾燥による口唇の軽い荒れであれば、市販のワセリンやリップクリームで防ぐことが有用です。
対策をすることで、今後の荒れを防ぐのと同時に、現在出ている症状も改善していくことが多いです。

口唇をなめると悪化してしまいますので、舐めないように注意して下さい。
お子さまは、無意識に繰り返し舐めてしまうことが多いです。舐めちゃだめ!といってもなかなか難しいかと思いますので、こまめにワセリンや塗り薬の軟膏を塗ってあげて下さい。

かゆみや強い症状を伴うとき

炎症を抑えるための治療が必要になります。弱いステロイドの塗り薬と保湿保護剤で治療することが一般的です。
医療機関で処方することができますので一度ご相談下さい。
また、自分では単なる乾燥性の荒れと思っていても、口唇ヘルペスやカンジダ症など別の疾患が関わっている場合もありますので、口唇炎が治りにくいときは皮膚科の受診をおすすめします。

日頃から取り組める対策

不規則な食事や体調不良による消耗でビタミンB2、B6が不足することや、睡眠不足、ストレス・疲労などによっても口唇炎は悪化すると言われています。
ビタミンB2は、うなぎ、卵、納豆、アーモンドなど、ビタミンB6は、マグロ・カツオ、赤身肉、レバー、バナナなどに多く含まれており、日常の食事も工夫してみて下さい。

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