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炎症性粉瘤に対する切開処置

粉瘤が急に腫れて痛みが強くなった場合は、急に膿が増えて溜まっています。
皮膚に少し切り込みを入れて膿を外に出す処置を行った方が良いです。

原因

粉瘤が突然腫れて痛くなるのは、皮膚の中で粉瘤の袋が破れてしまい中身が皮膚の内側に漏れ出し、これに対して異物反応という免疫反応が起こることが主な原因です。

治療

腫れている粉瘤の周囲から、局所に注射を行い麻酔をします。
膿が溜まっている部分を5mm程度切開して、膿と粉瘤を掻き出します。
切開した部分は、再び膿や出血が溜まらないように、縫わずに開けたままにします。
切開処置を行った場合、翌日も受診していただき、膿や出血の程度の確認と、内部を洗う処置を行います。
膿の量が減っていれば、その後はご自身で傷の処置を行なっていただき、2~3週間程度で徐々に傷がふさがるのを待ちます。

この切開処置はあくまで膿を出すための応急処置で、粉瘤の袋が皮膚に埋れて残る場合があります。
3ヶ月後以降を目安に根治的な手術を行います。

予約について

切開処置が必要かどうか、診察して判断します。
処置が必要な場合は、当時に処置を行います。
まずは、通常の診察予約をおとりください。

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