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脂漏性皮膚炎

頭皮、生え際、眉間、鼻周囲といった、皮脂の分泌が多い部位に、赤みやかゆみ、フケがでる皮膚炎です。

なりやすい年齢・性別

40歳前後の男性に多く見られます。思春期や女性にも見られます。

新生児・乳幼児期に生じる『乳児型』があり、1歳くらいまでに自然軽快することが多いです。

原因

皮脂

皮脂の分泌が多くなったり、皮脂が分解された成分が皮膚を刺激します。

マラセチア菌

皮膚に常在しているカビです。マラセチア菌は、皮脂を栄養源として増殖しています。マラセチア菌などによって皮脂が分解され、分解された成分が皮膚を刺激します。

その他

脂漏性皮膚炎の患者さんでは、ビタミンB群が不足しているという報告があります。

精神的ストレスや紫外線、化粧品なども関連しているといわれています。

治療

塗り薬と生活習慣の改善で治療します。

抗真菌薬外用薬

マラセチア菌が増えないようにする塗り薬です。症状が落ち着いてきたときや再発予防のために使用します。

ステロイド外用薬

炎症を抑える塗り薬です。症状が強い場合に、抗真菌薬外用薬と一緒に使用します。

生活習慣の改善

悪化させる生活習慣を改善することも大切です。

睡眠不足や過労、ストレスは皮膚症状を悪化させることがあります。適度な休養や気分転換でストレスを発散させましょう。

ビタミン類が豊富な、バランスの良い食事を心がけましょう。

タバコや過度なアルコールは症状を悪化させます。控えめにしましょう。

治療期間

良くなったり、悪くなったりを繰り返します。根気強く治療を続け、良い状態を保つことを目指しましょう。

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